2001-05-29 第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
ここでは、重監房、特別病室がありました草津の栗生楽泉園の問題について質問いたします。 全国で、療養所の秩序維持のために、反抗的だと見られた者は草津送りになって、この重監房にほうり込まれたわけでございます。園長が懲戒権を持っており、冬は零下二十度近くにもなるというのに薄い布団一つに、そして日も差さない真っ暗な監房に入れられた人々は、凍死、餓死、精神異常を来して亡くなっていきました。
ここでは、重監房、特別病室がありました草津の栗生楽泉園の問題について質問いたします。 全国で、療養所の秩序維持のために、反抗的だと見られた者は草津送りになって、この重監房にほうり込まれたわけでございます。園長が懲戒権を持っており、冬は零下二十度近くにもなるというのに薄い布団一つに、そして日も差さない真っ暗な監房に入れられた人々は、凍死、餓死、精神異常を来して亡くなっていきました。
しかし、高度先進医療というような形で非常に高度先進的な医療を受ける場合、あるいは特別病室に入るというような場合につきましては、医療サービスの基本的な部分につきましては医療保険で賄いまして、その他の部分については患者の同意のもとに医療機関が特別な料金を患者から徴収できるという、いわゆる特定療養費制度を導入していることは御案内のとおりでございます。
四日市市といたしましては、そのような実態に基づきまして、公害病患者の捕捉のために特別審査機構を設けて、公害病患者を選び出して、それに対して公的な措置として特別治療をするということで、四日市市内の二つの病院に特別病室を設けて、患者の治療に当たらしておりますが、これらの患者の治療の一端として、本年度から国におきましても治療研究費を組むことにいたしております。
この入院治療の場所は四日市市内の二つの病院でございまして、その病院内に特別病室を設けまして、空気調節を行なって治療に当たっておる、こういう現状でございます。
確かにお話の通り、昭和二十二年の暮以来、楽泉園事件の際にこの問題は、事実上の停止を見るようになつたのでありますが、もともと問題の焦点は、今お話の中にございました特別病室と称する刑務所類似の建物について問題があつたのでございまして、各癩療養所にございまする懲戒検束の場所が、具体的に問題になつたわけではなかつたのでございます。
そのほかに最も兇暴な患者を收容するために、草津の癩療養所には特別病室と申しまして、刑務所よりもひどい嚴重な建物かあつたのであります。この点は国会の御審議により、私どもは、確かに新憲法違反でありますので、ただいま申し上げました特別病室はただちにこれを廃棄してしまつたのであります。
そうして厚生省としては事は一段落したのだと申しておりますが、その問題の獄死というのは、厚生省の言い分では、特別病室において昭和十四年以降現在までの收容者九十二名中、十六名が死亡したものであつて、尚その中、終戰後の死者は僅かに二名で、その他は全部終戰前の病死である。
すでにお聞きのことと存じますけれども、國立癩療養所の草津樂泉園に人權蹂躙その他不正の配給というような問題が起りまして、それは癩患者を特別病室と稱する牢獄樣のものの中に長い期間監禁をしておつたという事實でありますし、もう一つは職員が幽霊人口によつてタバコその他の配給を受けて、それを内外に流したというような事實であります。
これはいいからというので、そのうちの七千圓という金をもつて樂泉園に昭和十四年に特別病室をつくつてそこに入れることにした。
まず武藤委員からの御質問の點でありますが、第一は特別病室の監禁に關する問題、そのうちの第一の質問は、この特別病室設以來九十二名の患者を監禁しておる。しかもその期間は許さるべき二箇月を超えるものが多い、最長は一年半にも及んでおる、平均四十日にも及んでおる。これは監禁といつても監獄ではない。
これは昭和十四年に厚生省によつて設計されたものであるということを聞いておりますけれども、この特別病室を設計實施した責任者の責任を追究するとまで言われているくらいひどいものであります。
こういうことに觸れれば結局職員が最も苦しむところであるから、不正分子だ、やあ何だとかかんだとかいう名義をつけて特別病室にぶちこみ、しかもこれが一箇年半という長いものをぶちこんで、平均しても四、五箇月という長いものをぶちこんで、そうしてこれを威嚇しておる。これを隱蔽しようとしておるのである。ここが根源である。これがこの問題の根源だと私は思う。